Mixedplay

Mixedplayとは

Mixedplayプロジェクトでは、かくれんぼや鬼ごっこのような身体的なあそびを、デジタル技術との組合せという観点から考え直し、その中で新たなあそびをデザインする事を目的としています。

現在普及している身体的なあそびは、かくれんぼ、鬼ごっこ、ドロケイ、缶蹴りなどなど、いずれも人間の持つ感覚や身体能力をを元にしてルールがデザインされています。例えばかくれんぼは人間が遮蔽物を通して物を見る事が出来ないからこそ成立しますし、鬼ごっこは人間が走る事が出来るからこそ成立します。一方で、近年の携帯型デジタルデバイスや、環境内に存在するデジタル技術の浸透は目覚ましく、これらが提供する機能や情報は人間の持つ感覚を様々な方向に拡張していると言っても過言ではありません。

ですが、現在、技術は競技スポーツにおいて記録の更新を目指すため等には使われているものの、スポーツにおいてもあそびにおいても、そのルール自体は未だ技術の存在を前提としたものにはなっていません。

Mixedplayプロジェクトでは、このように人間の感覚・能力が技術により拡張され得る事をはじめから前提とし、現代だからこそ可能な身体的ゲームのデザインの提案を行う事を目指しています。特に、競技スポーツに比べよりカジュアルで楽しさを重視した「あそび」にフォーカスをあて、その為のプロトタイプデバイス「Morel」を製作しています。

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